vol.058 春のベストロケーションで挙げる 神社の結婚式~東日本編

春のベストロケーションで挙げる 神社の結婚式~東日本編

1.日本一の山に愛を誓う、唯一無二の結婚式 ~ 富士山本宮浅間大社

全国の浅間神社の総本宮。背景にそびえる富士が御神体。

「日本の宝を、世界の宝に」というキャッチフレーズで、世界遺産登録を目指している富士山。

すっきりとそびえる美しい姿は、まさに日本の宝。眺めるだけで、晴れ晴れしい気持ちになってきます。この富士山にふたりの結婚を誓えるのが静岡県富士宮市にある富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)です。

御神体は、富士山そのもの。神前での儀式は富士山の神霊と考えられている主祭神の木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと、別称浅間大神あさまのおおかみ)に捧げるため、日本一の山が二人の結婚のシンボルになる特別な式が挙げられます。御祭神にちなみご神木として桜が植えられているので、開花時期の挙式は特におすすめ。桜と朱塗りの社殿、背景に雄大な富士という絵はがきのような景色が広がります。

より特別な結婚式を希望する人には、なんと富士山頂に鎮座する奧宮での挙式も可能です。7月から8月の開山時期限定にもかかわらず、年に20組ものカップルが式を挙げているそう。登山服姿で行うシンプルな式になりますが、過酷な道を2人で登り日本最高峰に誓う時間は、かげがえのない思い出になりそうです。

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2.挙式の舞台は、鎮守の杜に守られた神明作りの社殿 ~ 北海道神宮

長い参道には、エゾヤマザクラやソメイヨシノが植えられています。
屋根から千木が飛び出す神社独特の建築の神門。目の前に立つと想像以上に大きく迫力があります。

北海道総鎮守として知られる北海道神宮(ほっかいどうじんぐう)。

パワースポットとして、雑誌などで度々取り上げられることもある神社です。約6万坪もの鎮守の杜は、野生のエゾリスやキタキツネが顔を覗かせるほど自然豊か。神域という言葉がぴったりくるような静謐な空気が流れています。自然のパワーをたっぷりもらえそうな北海道神宮での挙式は、札幌っこたちに大人気。

式を挙げるのは見上げるほどの大きさの本殿で、内部の厳かな雰囲気も日本の美を感じられると好評のようです。本殿の建築は、屋根の上に千木と呼ばれる木が飛び出す神社独特の「神明造り」。太古の日本に迷い込んだような景色が広がる本殿前は、記念撮影の定番スポットになっています。

梅や桜などの春の花木がたくさん植えられているのも魅力で、特に1400本もの桜が咲く開花時期の参道は圧巻。挙式予定日の1年前から申し込めるので、来春の挙式を検討している人は候補に入れてみては?

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3.シックに挙げたい人にオススメ。由緒正しき神社で、伝統の挙式 ~ 平塚八幡宮

楽人の奏でる雅楽に導かれて末広朱傘で御殿へと進む、趣のある参進の儀。
平塚の市街地を走る国道1号沿い。目を引くほどの大きな鳥居が目印。

「もし近くに住んでいたら、ここで式を挙げたい」。

シックな結婚式を挙げたい人にピンときそうな神社が、神奈川県のビーチエリア・湘南に立つ平塚八幡宮(ひらつかはちまんぐう)です。その理由は、平塚八幡宮の由緒やロケーションにあります。

始まりは、約1600年もの昔。社伝には、歴史上の超有名人が次々と登場します。はじめに仁徳天皇が應神天皇の御神霊をお祀りし、推古天皇が社殿を造営、文武天皇は宝剣「天晴彦(あめのはるひこ)」を奉納。源頼朝公は夫人政子の安産を祈願して神馬(白馬)を献上、徳川家康公は社領を寄進し慶長年間には自ら参拝しています。皇室からも、武人からも篤い信仰を集めてきたことがわかりますね。

立派な歴史がありながら、全国から人が訪れる有名な神社にはない親しみがあるのがオススメのポイント。

挙式には、平塚駅徒歩8分というロケーションも魅力的。こんもりとした鎮守の杜を背負って立つ鳥居は堂々とした大きさで、境内は心がしずまる静かな雰囲気に包まれています。真摯にお参りする場所として大切にされてきた社は、神社での結婚式の本来の魅力を伝えてくれそうです。

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4.《その他の神社》どこで挙げる?挙式できるベストロケーションの神社

廣田神社(ひろたじんじゃ)青森・青森市

ご神木「実方桜」に祝福される結婚式

日光二荒山神社 本社(ふたらさんじんじゃ ほんしゃ)栃木・日光市

世界遺産登録の神橋で新郎新婦の渡り初めが人気

東京大神宮(とうきょうだいじんぐう)東京・千代田区

日本で初めての神前式が行われた由緒ある社

鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)神奈川・鎌倉市

古都鎌倉のシンボル。挙式は境内中央の舞殿で

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