ご利益別おすすめ初詣ガイド②

2012年も開運招福!ご利益別初詣スポットを紹介する年末特集編、第二弾をお届けします。
1.やっぱり大切。健康&長寿の神さま


すべての願いは健康な体があってこそ!病気平癒や長寿、無病息災を初詣で願う方も多いのではないでしょうか。
健康&長寿の神さまとして紹介したいのは、武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)。島根県松江市の武内神社(たけうちじんじゃ)などに祀られる珍しい神さまです。
宿禰公は、『古事記』『日本書紀』の大和朝廷初期に登場し、日本初の大臣になり天皇に仕えた政治家として記されています。
人となりは健康、長寿と関係がなさそうですが、この方、実は記紀でナンバー1の長寿。
仕えた天皇は、景行、成務、仲哀、應神、仁徳の五代に渡り、景行天皇14年(84年)から 仁徳天皇55年まで、なんと367年間も生きたと伝えられています。
宿禰公の長寿伝説から、武内神社は病気平癒と交通安全に強い霊験があるといわれています。「命の助け神さま」と呼ばれ、近隣だけでなく遠方からも自分や家族の病気平癒を願う人が訪れるそうです。
2.女性必見!恋愛運アップを願うなら


縁結びの神さまの代表格と言えば出雲大社(いずもたいしゃ)に祀られる大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)ですが、恋愛のご縁に絞るなら古の時代の恋愛物語ゆかりの縁結び神社も気になるところ。静岡の伊豆山神社(いずさんじんじゃ)は、北条政子と源頼朝が悲恋を成就させた神社。
豪族の娘である政子は、平家全盛で京都から伊豆に流されてきた頼朝と恋に落ちますが、将来性のない頼朝との恋に政子の父・北条時政は大反対。そんな二人が人目を忍んで逢瀬したのが伊豆山神社でした。時政は二人を別れさせるべく別の相手と結婚させることにしますが、政子は婚礼の夜に全てを捨てて頼朝のもとへ走り夫婦として結ばれることになります。
二人が腰掛けて恋を語ったといわれる願掛け石や、政子が葉を鏡台の下に忍ばせて恋愛成就を願った椰の木を巡り、二人が見たときときっと変わらない海を眺めればロマンチックな気分に浸れそう。
恋愛映画顔負けのドラマチックな展開で結ばれた二人にあやかって、ステキな恋愛を願ってみましょう。
3.ニッポンの2012年を安らかに・・・


2011年は日本にとって衝撃的な1年でした。
3月11日から9ヶ月がすぎた今もたくさんの問題が山積みの状態で、受けた衝撃はまだまだ記憶にとどまりそうです。でも、2012年は少しずつでも前に進めるように、ニッポンの傷が少しでも早く癒えるように、国を護る神さまに祈ってみませんか?
国家鎮護に力がある神さまの一柱が、八幡さまと呼ばれる八幡宮・八幡神社。稲荷神社に次いで多く祀られ、全国に1万~2万社あるといわれています。
八幡神社のなかでも今お参りしたいのが、東京の西久保八幡神社(にしくぼはちまんじんじゃ)。社伝によると創建は寛弘年中(1004~12年)、社殿は寛永11年(1634年)に造営されました。しかし、江戸時代に火災で2回、昭和に入ると東京大空襲で1回、計3回も焼失しています。神頼みしたいほどの災厄なのに、その神さまが焼けてしまった。氏子さんたちはきっと大変なショックを受けたことでしょう。
しかし、焼失するたびに一気に、または少しずつ復興を遂げ、今があります。地震大国ニッポンで地震は避けて通れない災厄。前を向いていれば何度でも立ち上がれる。心強いエピソードを胸に、初詣をしてみてはいかがでしょうか?
4.《その他の神社》どこ行く?ご利益別おすすめ初詣

<足腰健康>
境内に狐の相撲伝説が残る民部稲荷神社が

<縁結び>
招き猫発祥の地の招き猫の縁結び守りが人気

<縁結び>
五柱の神さまの御神徳に良縁を願う

<国家鎮守>
鎌倉を代表する国家鎮守の神さま
その他のご利益別おすすめ初詣
<健康・長寿>
- 宮城・加美町/薬莱神社・やくらいじんじゃ
- 愛知・津島市/津島神社・つしまじんじゃ
- 京都・亀岡市/稗田野神社・ひえだのじんじゃ
- 京都・京都市右京区/西院春日神社・さいいんかすがじんじゃ
- 和歌山・和歌山市/淡嶋神社・あわしまじんじゃ
<縁結び>
- 北海道・札幌市西区/西野神社・にしのじんじゃ
- 長野・松本市/四柱神社・よはしらじんじゃ
- 岐阜・美濃市/洲原神社・すはらじんじゃ
- 京都・京都市東山区/地主神社・じしゅじんじゃ
- 島根・松江市/八重垣神社・やえがきじんじゃ
<国家鎮守>