名物神社はここ!金運アップ&出世祈願へ

金運アップ&出世の神さまにお参りすれば、幸先の良い春をスタートできるかも!?御神徳が伝わる神社をご紹介します。
1.宝くじ売場も当選祈願に訪れる ~ 大宝八幡宮


宝くじの当選祈願で知られるのは、その名の通り大きな宝に恵まれそうな名前を持つ大宝八幡宮(だいほうはちまんぐう)です。大宝八幡宮の財運招福の御利益のいわれは、創建年に由来します。
藤原時忠公により宇佐神宮から勧請されたのは、神社名と同じ号の大宝元年(701)。この年、対馬で産出された金が朝廷に献上されたことを祝って「金=大きな宝」から「大宝」の年号がたてられました。
「大宝」という年号にちなんだ、おめでたい神社名が福を引き寄せてくれるのでしょう。2005年に宝くじ売り場を運営する企業が発売前の宝くじを持ち込んで高額当選祈願をおこなったところ、2等1億円が8本もでた上、神社からもっとも近い売り場からは3本もの2等が出たそうです。その後も祈願を受けた売り場から高額当選が出続けたことから、その御神徳が広まり、今では宝くじの当選を願うたくさんの人が参拝に訪れるようになっています。
宝くじ当選祈願もおこなっているので、「今年こそ高額当選したい」と気合いが入っている人は、祈願していただきパワーをお裾分けしてもらいましょう。
2.度胸も試される「出世の石段」でステップアップ祈願 ~ 愛宕神社


東京の港区にある愛宕山は、東京23区内で最も高い自然の山。標高は25.7mで、高層ビルがない江戸時代は、東京湾や房総半島まで見渡すビュースポットでした。
愛宕山には愛宕神社(あたごじんじゃ)が鎮座していますが、山の下から続く男坂の階段は「出世の石段」と呼ばれ、出世を願う人たちの名所になっています。
名前の由来は、寛永11年(1634)1月28日に、徳川家光公が石段の前を通りかかったのが発端です。山頂付近に満開の梅を見つけた家光公は、「誰か、馬にてあの梅を取ってまいれ!」と命じたそう。この石段は、下から見れば壁のように見えるほどの急勾配。自分の足でさえ恐怖を覚えるほどの石段なのに、馬で行き来するとなれば正に命がけです。
現代の感覚でいうと、「そんな無茶を言う上司のいうことなんか聞きたくない」となりそうですが、そこは君主の命令が絶対の江戸時代。誰もが尻込みし、家光公が怒りを爆発させそうなそのときに、四国丸亀藩の曲垣平九郎という者が馬を巧みに操り石段を登りはじめました。見事、梅の花を取ってきた平九郎は「この泰平の世に馬術の稽古怠りなきとはあっぱれ」と、家光公にたたえられ、馬術の達人として一躍その名を全国に知られるようになりました。
この故事から、上り下りすれば出世するとも伝わる「出世の石段」として知られるようになりました。なかには、新入社員全員に石段を一気に上って下りさせるのが恒例という企業もあったとか。確かにその急勾配の階段を自分の足で踏みしめれば、日頃から学び鍛え、機を逃さず実力を発揮する、平九郎の姿勢が学べそうです。
3.アントレ社長もレストラン経営もえべっさんに神頼み ~ 今宮戎神社


商売をする人たちにおすすめなのが、大阪市浪速区の今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)。
御祭神は、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、事代主神(ことしろぬしのかみ)、素盞嗚命(すさのおのみこと)、月読尊(つくよみ)、稚日女尊(わかひるめのみこと)の五柱。このうち事代主神は、戎さまことえべっさんと同一視されていることから、今宮戎神社は商売繁盛の神さまとして知られています。えべっさんは、左脇に鯛を抱え右手に釣竿を持つ姿でおなじみ。海にゆかりのある姿のとおり、そもそもは漁業の神さまとして信仰されていました。
「四天王寺」創建時、聖徳太子が西方の鎮守として海岸沿いに祀られたのが今宮戎神社の始まり。漁業がさかんな土地で崇敬を集めていましたが、いつしか市がたつようになり大阪町人たちが活躍する商業の街として発展を遂げたため、漁業の神さまより商売の守り神として信仰されるようになりました。
今宮戎神社といえば、毎年1月9日・10日におこなわれる「十日戎」が有名です。100万人もの人でごったがえす「十日戎」のときと違い、ふだんの境内はひっそりとした雰囲気。えべっさんは耳が悪い神さまともいわれていますので、静かな境内で参拝すれば願いを聞いてもらえるかもしれません。
4.《その他の神社》どこ行く?金運アップ&出世祈願の神社

商売繁盛・金運向上 お稲荷さんの総本宮

出世・開運の神さま 豊臣秀吉公を祀る