vol.025 紅葉に染まる 秋の京都へ。

紅葉に染まる 秋の京都へ。

今号は、美しく魅力を増す紅葉シーズンの古都・京都をフューチャー。ライトアップから神社好きにはたまらない穴場まで、神社ドットコムがちょっぴり通な京都情報をお届けします!

1.恋をかなえる、ドラマチックな夜の紅葉散歩 ~ 貴船神社

貴船神社(きふねじんじゃ)が建つ貴船は、「京の奥座敷」と呼ばれ色濃い自然が残るエリア。

日中のモミジ狩りもステキですが、デートなら夜訪れるのが断然おすすめ。その理由は、貴船地区全体が灯籠のやわらかな明かりでライトアップされる夜間イベント「貴船もみじ灯籠」が開催されるから。

貴船神社へは、和泉式部が恋を願って参詣したことから「恋の道」と呼ばれる貴船料理旅館街を通るのが定番コース。灯籠でロマンチックに演出された「恋の道」のちょうど中程にあるのが、貴船神社の本宮。赤い灯籠の上に紅葉のトンネルが浮かびあがる参道は、「貴船もみじ灯籠」の最大の見どころの一つです。

雰囲気抜群の参道を2人で登るだけでも恋が叶いそうですが、恋愛成就を強固なものにするなら、縁結びの神さまとして知られる結社も見逃せません。結社の後ろにある桂の木は、願文を書いた「結び文」を結ぶと恋が叶うという言い伝えも。2人の幸せを願ってみてはいかがでしょうか?

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2.嵐山の穴場 紅葉スポット ~ 車折神社

石畳の小径が続く、車折神社の裏参道。
燃えるような紅葉が境内に現れるのは
11月下旬。

山のサクラや紅葉を吹き散らす嵐から、その名が付けられたといわれる嵐山。渡月橋周辺はシーズンになれば大混雑・大渋滞間違いなしの人気紅葉スポットですが、神社.comリコメンドの紅葉スポットは嵐山のなかでもちょっぴり通な車折神社(くるまざきじんじゃ)です。

京都の紅葉の特徴は、神社仏閣などの建造物とセットで見られること。紅葉だけ、建造物だけでも見応えがありますが、二つが合わさることで一枚の絵のような景色が生まれます。

車折神社の紅葉は、まさに絵になる紅葉。石畳の裏参道や朱色の鳥居に色づくモミジが調和して、ため息をつくような景観を生み出しています。渡月橋周辺よりは人も少ないため、ゆっくりとモミジ狩りを楽しむことができるので、静かに紅葉狩りを楽しみたい人におすすめです。

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3.恋愛の神さまの「もみじ祭り」 ~ 地主神社

縁結びの神さま大国主命(おおくにぬしのみこと)を主祭神として祀る地主神社(じしゅじんじゃ)。

恋する女性に大人気のこの神社で、11月23日「もみじ祭り」が開催されます。
「もみじ祭り」は、秋の豊作と縁結びのご利益に感謝し、家内安全・商売繁盛を祈願するお祭り。モミジの名所として知られる宝来山より採れた美しい紅葉を飾り、巫女が、神への感謝の意を込めて神楽『もみじの舞』『剣の舞』『扇の舞』を奉納します。

伝統芸能にふれられる風流な神楽で心を潤せば、恋愛成就も近いかも。婚活中、片思い中の人は、チェックしてみてください。

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4.12月上旬に現れる 茜色の原始の森 ~ 下鴨神社

参道の周辺に広がる糺ノ森には、
ムクノキやケヤキなどが自生する。
橋のたもとには、見事な紅葉を見せる
イチョウもある。

世界文化遺産・下鴨神社の紅葉は、京都市内の紅葉より少し遅めの12月上旬ごろ。紅葉で混雑した京の街が静けさを取り戻し、本格的な冬支度を始める季節に見頃を迎えます。

紅葉スポットは、スピリチュアルなパワーを感じる人も多いという糺ノ森(ただすのもり)。

背の高い木々が並ぶ深い森は、紀元前3世紀ごろと同じ植生が現存すると言われる都市部唯一の原生林。神社仏閣の庭園に見られる計算されつくされたような紅葉とは違い、木々が自然のままに色づき散っていく様を見られるのが、下鴨神社の紅葉の魅力です。

木漏れ日のさす茜色の森で落ち葉を踏みしめ、樹間を流れるせせらぎに耳をすます。

歴史も太古の自然の息吹も感じられる下鴨神社は、京都で最も贅沢な紅葉スポットかもしれません。

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5.どこ行く?紅葉のキレイな神社

葛飾八幡宮(かつしかはちまんぐう)千葉・市川市

黄金に輝く紅葉 国の天然記念物・千本公孫樹

三峯神社(みつみねじんじゃ)埼玉・秩父市

10月下旬に紅葉ライトアップを開催

大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)神奈川・伊勢原市

真っ赤に色づくモミジを見ながら大山詣で

竈門神社(かまどじんじゃ)福岡・太宰府市

11月3日、下宮で「紅葉まつり」を開催

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