vol.052 ご利益別おすすめ初詣ガイド①

ご利益別おすすめ初詣ガイド①

一番かなえたいご利益にねらいを定めて、初詣へ。十二月は二回に分けて、初詣に行きたい神社をご紹介します。

1.2012年こそ金運アップ、商売繁盛!

深い鎮守の杜に守られた、こぢんまりとした社。
日野町観光協会が運営する札所では、御神酒同様に神社で祈願した「金持酒」1100円などの開運グッズを販売する。

経済的に厳しいニュースがどどーんと押し寄せてきた2011年でしたが、新年はぜひとも社会的にも家計的にも景気が回復してほしいもの。そこでおすすめなのが、金運アップ、商売繁盛の神さまへの初詣。

有名どころでは、狛犬ならぬ狛狐がお出迎えするお稲荷さんや、七福神の一柱であるえびす神を祀る神社が金運アップや、商売繁盛の御神徳で知られていますね。

一方、金運にご利益ありというネット上の口コミから有名になった小さな社も注目したいところ。例えば、そのものズバリなネーミングがなんとも縁起がよいのが鳥取県日野町金持にある金持神社(かもちじんじゃ)。公式サイトによると、金持の金とは鉄のことで、昔は黄金より勝るといわれた日本刀の原料「玉鋼」の産地だったことから地名になり神社名になったようです。

金運のご利益を求めて、山のなかの小さな社を訪れる人は年間20万人!境内にかかる絵馬には、「宝くじが当たった」「ギャンブルで大勝ちした」というお礼の言葉があることも。本気で年末ジャンボを狙う方は訪れてみては?

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2.受験はもうすぐ!合格祈願、学業成就を願うなら

太宰府天満宮は、3日間で200万人が訪れる九州随一の初詣スポット。

学業の神さまの代表格といえば、なんといっても菅原道真公を祀る天満宮系神社です。「○○天満宮」「○○天神」と、天満宮や天神が名前の後ろにつく神社や「天神さん」と呼ばれている神社と覚えておけば間違いないでしょう。

なかでも強力なご利益が期待できそうなのが、京都の北野天満宮(きたのてんまんぐう)と並び天満宮の総本社といわれる太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)です。

道真公は、子どもの頃から神童といわれ右大臣従二位まで上りつめたものの、政治の策略により左遷させられます。左遷の地が大宰府であり、道真公の墓所の上に造営されたのが太宰府天満宮です。

境内には、道真公が愛した梅が京都から一夜にして飛んできたと伝えられる飛梅伝説の残る梅の木や、父母に妻、子どもまでを祀る摂社があり、道真公ゆかりのスポットもいっぱい。一つ一つ巡っていけば、天神さまと深いご縁が結べそうです。

また太宰府天満宮の名物「梅が枝餅」もとても人気があります。福岡に泊まる際には太宰府天満宮で参拝し、梅が枝餅をお土産にしては如何でしょうか。

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3.ハッピーライフを願う子宝・安産の神さま

社殿の背後の海は、空気が澄んだ日に富士山も見渡す景勝地。
手のひらサイズのまあるい子宝石。子授御守も授与しています。

赤ちゃんが欲しい&無事に出産したいと願うカップルへのおすすめは、水と子どもの神さまである水天宮系の神社。

総本社は、福岡県久留米市にある水天宮(すいてんぐう)ですが、今回ご紹介するのは神奈川県の三浦半島にある森戸大明神(もりとだいみょうじん)。

境内に水天宮の小さな社があり、古事記で一番最初に登場する神さま天御中主神 (あめのみなかぬしのかみ)が祀られています。

子宝に恵まれたい人に注目してもらいたいのが、社の左右にある子宝石。大きくて丸いその石をなでると、子どもが授かるという言い伝えがあるそうです。

子宝石の周りには、何かが書いてある手のひらサイズの丸い石が多く積まれています。これは一体なんでしょうか?

答えは社の前にありました。手のひらサイズで社内にあるものと似たような、でも何も書いていない丸い石が積まれ、同じく子宝石と記されています。小さな子宝石は、持ち帰って子授御守と一緒に毎日お祈りをすると子宝が授かると伝えられ、お宮参りのときに子宝石に子どもの名前と生年月日を書いて戻すのが慣わしだそう。

大きな石の周りの小さな石たちは、ご利益があった証しということ。赤ちゃん石を戻せる日がくるよう、夫婦そろって参拝してみてはいかがでしょうか。

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4.《その他の神社》どこ行く?ご利益別おすすめ初詣

大前恵比寿神社(おおさきえびすじんじゃ)栃木・真岡市

<金運アップ>
境内に金運招福に導く巨大なえびす様が鎮座

報徳二宮神社(ほうとくにのみやじんじゃ)神奈川・小田原

<学業成就>
二宮金次郎に習って真面目に勉強する子になる!?

浅間神社(あさまじんじゃ)山梨・笛吹市

<子授安産>
女性の願いを見守る御祭神の御神徳

笠間稲荷神社(かさまいなりじんじゃ)茨城・笠間市

<商売繁盛>
商売繁盛、開運招福の日本三大お稲荷さん

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