頭之宮四方神社

頭之宮四方神社

こうべのみやよもうじんじゃ

住所〒519-3111
三重県度会郡大紀町大内山3314-2
電話番号0598-72-2316
FAX0598-72-2516
HPhttps://koubenomiya.or.jp
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由緒・由来

当神社の傍(かたわ)らを流れる渓流「唐子川」の奥に、恐ろしい岸壁が聳(そび)え立つ高い山の上に、「中将倉(ちゅうじょうくら)」と呼ばれる場所があり、そこは昔「唐橋中将光盛卿」が居城を構えていた処であります。当神社の由緒については以下のような言い伝えがございます。(※現代の言葉に直しています。)

唐橋中将光盛卿の亡き後、ある日のこと、村の子どもたちが社地を流れる唐子川にて遊んでいると、川上より髑髏(しゃれこうべ)が一つ流れて来るのを見つけました。子どもたちがそれを何気なく拾って水に浮かべて戯(たわむ)れて遊んでいると、たまたまそこを通りかかった村の老人がその様子を見て、子供達に向かって「不浄なり」と諭し、その髑髏を捨てさせて子どもたちをそれぞれの家に帰らせました。

しばらく老人がその場を去らずにいると、老人は見る間に気が狂い始めて大声で何事かを語り始めました。「私は唐橋中将光盛である。今この辺りで子どもたちを相手に楽しく遊んでいたにもかかわらず、お前が来て私に向かって屈辱を与え、遊びを妨げた。もし、私の髑髏を崇め祀るなら、お前の乱心を止め、万民に幸福を与え、永く守護しよう」と。

それを聞いた村人たちは大変このご神託を恐れ敬い、深く老人の非礼を謝り、神託のままにこの地に神殿を造営して髑髏を祀ったのが、今の頭之宮四方神社であります。

以来、霊験あらたかなる事(ご神徳があること)がたびたび起こり、特に首より上部にまつわることを祈ると、不思議にも神様の助けを得られたことから、誰が云うとなく頭之守護神・知恵之大神として尊崇され、その広大無辺なる(果てしなく広く大きい)神佑(しんゆう、神様の助け)を称賛賛美するに至りました。

このような由緒から、当神社の「頭」「四方」にまつわる由緒を窺い知ることができます。

※頭之宮四方神社 御由緒より

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